2022.05.14
2022.05.14
和歌山県 串本 遊漁船 悠真丸『トンジギ』レポート

釣行場所
和歌山県 串本 遊漁船「悠真丸」
タックルデータ
ロッド:クレイジーオーシャン OCEAN TORQUE Tonjiggy OT-58T
リール:SHIMANO 21”OCEA JIGGER 2000NRMG
メインライン:XBRAID JIGMAN ULTRA X8 4号 300m
リーダー:XBRAID FC ABSORBER スリム&ストロング20号
ルアー・仕掛:ウロコオリジナルジグ 300g
ラインインプレッション
〔 XBRAID JIGMAN ULTRA X8 4号 300m + XBRAID FC ABSORBER スリム&ストロング20号〕
今回はジギングでビンチョウマグロ狙い。
ビンチョウマグロのみなら2.5号や3号で十分の強度がありますが、時折ヒットするキハダマグロの50㎏オーバーも視野に入れ、メインラインには圧倒的強度を誇る〔JIGMAN ULTRA X8〕の4号(65lb)を選択。
〔JIGMAN ULTRA X8〕は、ガイドの抵抗が少なく水切れも良くストレスなく楽に一日シャクれました。
また、レンジ攻略が重要なファクターとなるドテラ流しでのトンジギにおいて視認性の高い5色のカラーリングも秀逸。
強度面は圧倒的で20㎏オーバーのビンチョウマグロとのファイトでも一切主導権を渡すことなく余裕のファイトを展開できました。
大型魚が相手でも自信を持ってファイトできるまさに最強のPEラインです。
リーダーは〔FC ABSORBER スリム&ストロング〕の20号(77lb)。
結束はPRノット。リーダーの長さはランディング時にリールにリーダーを巻き込んで勝負が出来るよう約10mとりました。
最高クラスの強度を誇る〔JIGMAN ULTRA X8〕に細くて強い〔FC ABSORBER スリム&ストロング〕を合わせた最強のセッティングで挑み、グッドサイズのビンチョウマグロ相手でも一度も主導権を握られることなく余裕のファイトを展開できました。
絶対的な信頼を置けるXBRAIDライン。
ラインの性能でファイト内容やキャッチ率も大きく変わってきますので是非一度使ってみて下さい。
実釣の内容
2月初旬、和歌山県串本の遊漁船『悠真丸』さんにお世話になってトンジギに行ってきました。
※トンジギとはトンボジギングの略でトンボとはビンチョウマグロの通称です。
ビンチョウマグロがヒレを広げて泳ぐ姿を上から見ると昆虫のトンボのように見えることからトンボと呼ばれるようになったそうです。
また、僕のメインフィールドの南紀では20㎏オーバーで「大トン(オオトン)」、30㎏オーバーで「タネトン」と呼ばれています。
釣行当日は港から約1時間程のポイントからスタート。
魚探にトンボらしき反応はありましたが、なかなかヒットせず前半は船中ノーバイト。
後半に入りソナーに鳥山らしき反応があり急行!
到着するとナブラもあり魚探にも50m前後で本命らしき反応あり。
ライン放出量を計算しながら反応のあるレンジを重点的にフォール主体のアクションで探っていきましたがノーバイト。
しばらくそのまま流して船長の次の上げで回収のコールを受け、フォール主体のアクションから早めのワンピッチに変えてすぐに強烈なアタリ!!
重みが乗ったのを確認してから思いきり合わせを入れてフッキング成功!
ファイトの末に上がってきたのはグッドサイズ!20.5㎏の大トン。
最高の魚が獲れました!
やはり、反応のあるレンジに確実にジグを通し続けること。即ち“レンジをしっかりと把握出来ていた”のが一番のポイントでした。
レンジを把握する方法は以下の通り。
【ラインの入射角度】と【狙いの水深】から三平方の定理で計算できます。
例えば、ラインの入射角度が30°の場合なら狙いの水深×約1.15倍(現場では1.2倍でOK)、45°なら約1.4倍、60°なら約2倍ラインを出せばジグが狙いの水深に到達する計算です。
実際の釣りでは基本的には反応のあるレンジよりも10~30mほど下から探っていきますが、その場合は何m下から探りたいかをXとすると、
【(狙いの水深+Xm)×約○倍】で計算して頂くとスムーズに任意のレンジから探ることができます。
例)狙いの水深80m
ラインの入射角度45°
狙いの水深より10m下から探りたい場合。
上記の条件なら…【(80+10)×1.4=126】
ライン放出量126mでジグが水深90mに到達する計算です。
釣りをしながら簡単に暗算できるレベルの計算でレンジの把握が可能。
海中の潮の流れ等は計算できないので、あくまでも概算値にはなりますが、「大体これくらいかな?」で釣りをするよりは確実に狙っているレンジ近くを探れる方法ですので是非実践してみて下さい!